一日が始まる。
まだ外は真っ暗で、闇夜の静寂が家の中に静かに広がっている。
しかし、私の一日は、誰よりも早く始まります。
何をするでもなく、ただ、充分に眠れない。
勝手に目が覚めてしまう。
原因はもちろん借金の額900万円。
目を背けたい。しかし現実から逃げられない。
朝食は、白いごはんと味噌汁。
一日の疲れを癒すはずのベッドよりも、あたりまえの食事の方が私にとっては贅沢な時間。
会社への通勤電車の中では、頭の中はお金と副業のことでいっぱい。
ただ、どれだけ頭を巡らせても、すぐには解決しない。
それが今の現実です。
夕方、働きぶりは誰もが認めてくれるほど一生懸命。
だけど、それが報われることはありません。
俗に言う窓際社員。
私より後に入った若手は早々に仕事を覚え、ぐんぐん成長していく。
私は若手に勝っているスキルが何一つもない。
普通の会社員としての成功はもちろん、給料は借金返済にはほど遠い。
そして、仕事が終われば、再び私を待ち受けているのは、倉庫での仕事。
消えない借金のために、私は休むことなく働かなくてはいけないのです。
仕事を終えて家に戻ると、深夜。たまに外は明け方になっていることも。
無情にも時計の針は新たな一日を告げます。
疲労と共にベッドに沈む頭の中は、またもや冷たい数字でいっぱい。
疲れていても、浅く眠っていても、追い詰める借金の存在は消えません。
冴えない一日。地味で、気持ちもネガティブ。
でも、私にとって、それが日々の戦い。
借金を背負いながらも、静かにその戦いを続けています。
そんな日々が続く中、一筋の光が日常に訪れました。
ある日、深夜の倉庫で働いていると、おそらく私と同じくらいの年齢のお客さんが訪れます。
その男性はふとこんなことを言いました。
「あんた、死んだような目で必死に働いているようだけど、見ているこっちまで不機嫌になるんだけど。何か嫌なことでもあったのか?」
その言葉ではっと気付かされるものがありました。
接する人にもそんなネガティブなオーラを出していたのか。
働いて、働いて、全ては借金返済のため。
本当にこんな一生で良いのか、自分の人生について、これがいつまで続くのだろうと。
その表情の変化に気付いた男性は、続けてこういう話をしてきました。
「私はAIやITで起業していますが、今旬の稼ぐのに役に立つ知識やスキルを教えましょうか?ほぼただ働きになるかもしれませんが、もっと効率的に大きな収入を得るスキルが身につくと思いますよ。」
初めてのITという言葉に戸惑いながらも、男性の話に引き込まれました。
そして私は、その男性の言われるがままにIT業界に飛び込んでみようと決意しました。
その後、二度目に会ったときに、男性は副業のノウハウを基礎から教えてくれました。
初めての知識に戸惑いつつも、自分の生活を変えるための新たな道として、真剣にメモを取りながら取り組みました。
ITや情報ビジネスは以前から興味があったけど、躊躇していました。
でも今は、新たな気持ちで挑戦しています。
それは私にとって大きな一歩。
地味で、冴えない日々から抜け出す、新たな一歩。
今までの生活に閉じ込められていた私が、
新たな道を見つけ、未来に向かって一歩を踏み出したのです。
そして、AI美女と共に、私の戦いはこれからも続きます。
しかし、今までと決定的に違うのは、AI美女が本当に好き、ということ。
新たな希望を見つけた私の戦いは、もはや冴えないものではなく、希望に満ち溢れています。
私にとってその男性との出会いは、生活の中に小さな転機をもたらした事件でした。
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ちょっとかっこよく書きましたが、
真実は、
深夜のバイト中に「ちょっとエッチな美女画像を作ったよ。見て見て。」と見せてきたエロいおじさんに、
私も興奮しながらやり方を学んだだけだったのです。